平成24年7月27日（金曜日）、日経新聞東京首都圏経済欄「ホイッスル、ゴーグル… 都内企業の技、五輪の舞台へ」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

サッカーやバレーボールの審判に評価の高いホイッスルを製造しているのは野田鶴声社（葛飾区）。
野田員弘社長は「当社のホイッスルなら、10万人の観客が大騒ぎしても会場中に音が響く」と胸を張る。

吹き込んだ息を最大限に生かす構造と息漏れを防ぐ溶接技術が同社製の人気を支える。
審判向けだけではなく、世界の警察などからも引き合いがある。
これまでに製品を供給したのは世界の45カ国。
国内では大阪・岸和田のだんじり祭りでも同社製が使われている。

野田社長は「最近の円高で採算は厳しいが、
品質維持のため原材料費の削減はしなかった。
ホイッスルの本場・イギリスでうちの製品の音が響くのは誇らしい」と話す。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
野田鶴声社のホームページによると

弊社は1919年、先代・野田義定により、主にハーモニカ、鉄琴、
手風琴といった音響玩具の北米向け輸出専門メーカーとして､東京は台東区で創業、
独立元の「鶯声社（おうせいしゃ）」になぞらえ、
社名を「野田鶴声社（かくせいしゃ）」としました。
（北米輸出専門としたのは、日本国内を市場とする鶯声社との共栄を願ってのことでした）

1945年、第二次大戦で工場を全焼、その後も幾度となく空襲にみまわれた後、
現在の葛飾区亀有に会社を移転、先代亡き後は、
製造部門統括の兄・豊治と共に力を合わせて商売を続けて参りました。

長年の”鳴り物”製造の経験を生かし、ニューヨークのバイヤーの要請により、
1968年よりホイッスルの製造を開始しました。
試行錯誤を繰り返した結果、目標としていたイギリス製品代わって受注に成功、
全米の学校，軍，警備関係，スポーツ専門店，世界最大の量販店 K mart 等へ、
年間 約60万個を輸出して参りました。

亀有は小岩と目と鼻の先。
小さいながらも一番企業。
中小企業が目指すところ。
「差別化」「独自性」「卓越性」です！

 

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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