平成24年7月25日（水曜日）、日経新聞トップ欄「トヨタ、カーシェア参入 最大1200カ所、普及に弾み」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

トヨタ自動車は共同で自動車を利用するカーシェアリングの事業を全国で始める。
「ラクモ」というブランドをつくり、約1200ある系列レンタカー店にサービスの導入を促す。
近隣地域を短時間乗るときに使うカーシェアリングは主に米欧で普及し始めている。
自動車最大手のトヨタが参入することで利用できる場所が大幅に増え、
日本国内でも一気に普及する可能性がある。

カーシェアリングの市場は台数ベースで現在7000台程度とみられている。
このうちタイムズ24とオリックス自動車の２社が８～９割を握る。
矢野経済研究所（東京・中野）によると、金額ベースでは2013年に、
10年比で６倍の150億円規模まで成長する見通しだ。

国内新車販売が人口減で伸び悩むなか、車を売るだけでなく、カーシェアリングなどに事業を広げ、
サービス分野でも成長を目指そうとする自動車メーカーが今後は増えそうだ。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
今まで、「商品戦略」の研究の一つとして、「カーシェアリング」を追いかけていた。
平成22年12月27日、日経新聞「カーシェア大手　エコカーを拡充　オリックス13年度をメド1000台大成に」
平成24年5月3日、日経新聞「カーシェア、来年1万台へ」
そして今回、
「トヨタ、カーシェア参入」という記事。

商品のライフサイクルで導入期から成長期へ進化している。
導入期はその商品がどうなるか（成長するか、消えてしまうか）わからない。
先行投資が必要になる。
トヨタのような強者（販売ルートを持っている）は導入期は、様子見。
成長期に入ってからでもシェアはとれると考えている。
トヨタが参入するということで、一気に成長期がスピードアップする。
新規参入者が多くなる。競争激化。

「経営戦略」の優劣で決まっていく。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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