平成24年7月12日（水曜日）、日経新聞トップ欄「ヤマダ、ベスト電器を買収　売上高２兆円超す　家電量販、再編が加速　100億円超 増資引き受け」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

家電量販最大手のヤマダ電機は11日、同業のベスト電器を買収する方針を固めた。
ベストの第三者割当増資をヤマダが引き受け、発行済み株式の過半を持つ筆頭株主となる。
株式の取得額は100億円超とみられる。

ヤマダは買収により、２兆円を上回る売り上げ規模を確保。
テレビ販売の低迷で家電市場が急速に縮小するなか、
販売シェアを高めて勝ち残る姿勢を打ち出す。

家電量販業界では５位のビックカメラが６月、
７位のコジマを子会社化して売上高１兆円に迫る２位に浮上しており、
合従連衡の機運が高まっていた。

業界８位のベストは家電エコポイント制度や地上デジタル放送への移行に伴うテレビ特需の終息で
業績が悪化。増資で調達した資金を不採算店の閉鎖など主にリストラに充て、財務体質の改善を急ぐ。
ヤマダとの共同仕入れによるメーカーとの取引条件の改善や、店舗網の連携による物流の効率化もめざす。

ヤマダはベストを傘下に収めることで売上高を２兆円規模に回復させるとともに、
九州地区でのシェア拡大を狙う。
ヤマダは中国に進出するなど海外展開にも積極的で、
インドネシアなどに店舗を持つベストのノウハウを活用して東南アジア市場の開拓にもつなげる。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
家電量販店は大手に集約の動き。
ライフサイクルでいうと「成長期」→「成熟期」→「飽和期」→「衰退期」へシフトしていく過程。
ヤマダ━ベスト　ビック━コジマ　・・・・　これからも合従連衡は続く。

一方、中小はどうなるか。
町の電気屋さんは顧客との接近戦で生きていく。「弱者の戦略」
対象は高齢者。顧客対応で差別化、卓越性を伸ばしていくこと。
町の電気屋さんの連携も出てくる。

 

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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