日経「マイクロソフト参入に不快感」から経営戦略を学ぶby東京「町コン」五十嵐ブログ

平成24年7月11日（水曜日）、日経新聞国際1欄「マイクロソフト参入に不快感」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

台湾のパソコン大手、宏碁（エイサー）の創業者、
施振栄氏は台北市内での式典で、
米マイクロソフト（ＭＳ）がタブレット（多機能携帯端末）の年内発売を発表したこと
について「新基本ソフト（ＯＳ）の『ウィンドウズ８』を拡販する狙いだろう」と指摘。

パソコン以外の端末にもＯＳを供給して市場開拓につなげたいのでは、との読み。

ＭＳは初めてハードウエア（機器）市場に参入し、ソフトウエアのみだった事業モデルを転換する。

一方、施氏は「ＯＳの需要拡大をある程度達成したらＭＳはハード市場から退出すべきだ」とも強調。

パソコンはタブレットとの競合で販売が苦戦。
取引先のＭＳまでがライバルになることに不快感を隠せない様子。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
経営の全体像として「顧客」「競争相手」「自社」「仕入先」。
仕入先→自社→顧客と商品・サービスが流れていく。

今回、パソコンからタブレットへ移行が進んでいる。
マイクロソフトとして、危機感をいだき、このままでは顧客がとられてしまう。
（アップル、サムスン他）

仕入先（マイクロソフト）→顧客へ。自社（この場合、エイサー）ははずされた。
中抜きされた。

外部環境が変化することで、仕入先がライバルになることもありうるということ。
これはマイクロソフトだけではなく、我々の身近なところにもある。
常に「経営の全体像」を押さえておくこと。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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