平成24年6月30日(土曜日)、日経新聞企業1欄「全3300店で自動仕入れ マクドナルド 作業時間8割減」から経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
日本マクドナルドホールディングスは2013年をめどに
店舗からの食材などの発注業務を全3300店で廃止。
店舗の在庫を物流会社に知らせるだけで、必要な食材が自動的に届く仕組みに切り替え、
仕入れに関する作業時間を従来よりも8割削減。
従業員の慢性的な人手不足の中で作業を効率化し、待ち時間の短縮など接客サービスを向上。
マクドナルドの各店で必要な食材や資材はパンやコーヒー豆、カップなど約160種類。
これまでは従業員がネット経由で週あたり平均5回程度の頻度で発注。
今回の新システムを導入すれば、各店が在庫量を物流業者に知らせるだけで済む。
物流業者は過去にマクドナルドの各店から発注を受けた膨大なデータをもとに需要を予測し、
必要な分の食材や資材を各店に納品。
マクドナルドの卸・物流業務を請け負っているフジパングループ本社の子会社、富士エコーなどが手掛ける。
新システムにより仕入れにかかる店舗側の作業時間を8割程度削減できる見通し。
すでに導入している一部の店舗では、これまで発注時間に1時間程度かかっていたが、
数分程度にまで短縮できたという。
新システムの導入によって15年までに10年比で6割減らす。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
マクドナルドは、発注業務をフジパングループ本社の子会社、富士エコーに委託する。
これにより1時間がかかっていた作業を10分程度に短縮が可能とのこと。
1店舗当たり、50分×5回/週×52週÷60分=216,66時間/年が短縮可能。
216.66時間×1000時間/円(時給)=216,667円/年のコストダウン。
3300店舗合計では715百万円のコストダウン。
一方、フジパングループ本社(子会社富士エコー)では、
単純な配達だけの物流だけではなく、在庫管理、受発注等の業務を受託する。
システム・ノウハウを売ることになる。
マクドナルドにはなくてはならない企業になる。
<参考>
平成24年6月17日付の町コンブログ「連続最高益 秘訣を語るハマキョウレックス」
モノをA地点からB地点に運ぶだけの運送業務は価格競争に陥りがちで、
サービスの付加価値を高めるにはやり方を変えなければいけない。
3PLによる物流効率化は顧客に経費節減などのメリットがあり、
当社も適正な利益を確保しやすい。」
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
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