日経「『大きめ』そろえた衣料品店　はるやま、2年で倍に」から経営戦略を学ぶby東京「町コン」五十嵐ブログ

平成24年5月29日（火曜日）、日経新聞企業1欄「『大きめ』そろえた衣料品店　はるやま、2年で倍に」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

紳士服専門店のはるやま商事は２Lから８Lまでと
幅広いサイズを取り扱う衣料品店「フォーエル」の出店を加速する。

2年内に現在の50店を100店に増やし、年商100億円規模に育てる。

全国的に大きめのサイズを手がける衣料品店は少ないため、
各地の需要を掘り起こせると判断。

フォーエルはカジュアル衣料やスーツなど幅広い種類の大きめサイズの衣料品をそろえる店舗。
今後は同業他社が店舗を閉鎖した場所に出店するなど、
コストを抑えながら各地域でのシェアを高める。

同社は大きめサイズの需要は人口の約2％を占めると分析。
市場規模は大きくないが、
各地域に専門の衣料品店が少ないため、
半径20～30キロの広域から集客できる。
リピート客も獲得しやすく、収益も安定するとみている。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）

はるやま商事は、紳士服チェーンでは第4位10.5％
（1位青山商事34.3％、2位AOKI18.2%、3位コナカ14.6％　「2011年度日経市場占有率」より）であり、
弱者に位置する。
紳士服市場は縮小傾向。業態を変更する必要が出てきた。

市場規模の小さいところでシェア（一番）をとる。
部分1位主義、細分化1位主義。大きめ市場では紳士服チェーン業界で一番をとれる。
これは弱者の戦略。

細分化するとまだまだ隙間があるということ。
よ～く、観察してみよう。
自分にもあるはず。

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