日経「日本ハム　設備投資3年で1000億円」から経営戦略を学ぶby東京「町コン」五十嵐ブログ

平成24年5月9日（水曜日）、日経新聞企業1欄「設備投資3年で1000億円　日本ハムＭ＆Ａ投資枠も新設」から経営戦略を学ぶby東京「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉のブログ。

日本ハムは2012年度から3年間で、
従来に比べ4割増の総額1000億円の設備投資に踏み切る方針を決めた。

前年度までの9年間は財務体質改善を優先してきた。
有利子負債削減にめどが立ったと判断し、
積極投資の姿勢に切り替える。

さらにM&A投資枠を新設し、企業買収などにも取り組むことで事業拡大を進める。
今年度から3年間の新中期経営計画に盛り込む。

これまで設備投資は減価償却費と同額程度の3年間で約700億円。（⇒1000億円　42.9％増）
有利子負債は2003年3月期約2100億円→2011年3月期約1500億円（8年で600億円減）

M&Aでは需要拡大が見込める東南アジアでの事業拡大を狙う。

●「町コン」五十嵐勉（五十嵐ダルマ）
財務戦略。
日本ハムのHPから有価証券報告書を見ると、
平成16（2004）年3月期
有利子負債　181,220百万円　自己資本　262,096百万円　
総資産　610,663百万円　自己資本比率43％

平成23（2011）年12月（平成24年3月期の第3四半期）
有利子負債　153,596百万円　自己資本　289,445百万円
総資産　610,330百万円　自己資本比率47.5％

有価証券報告書では
平成16年3月期から平成23年12月までで有利子負債は27,624百万円の減少、
自己資本が27,349百真円増額し、自己資本比率は4.5ポイント増の47.5％。

債務圧縮を優先し、自己資本を充実。確かに財務体質は良くなった。
今後は
守りから攻めに転じる。

財務が良くないと攻めることもできない。

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「町コン（町医者的経営コンサルタント）」五十嵐勉

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