平成24年5月8日(火曜日)、日経新聞投資・財務2欄「大成ラミック最高益」から
経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
大成ラミックが2012年3月期の単独決算は、
税引き利益が前期比7%増の11億円と過去最高を更新した。
即席麺やコンビニ弁当、納豆などに使われる液体調味料用小袋の受注が伸びた。
運搬費などの経費削減も利益を押し上げた。
売上高は4%増の193億円。
9割を占める包装フィルム部門は
カップ麺などの販売増で大手即席麺メーカーからの受注が拡大、
2013年3月期の税引き利益は微増の11億円、
売上高は5%増の204億円を見込む。
小売各社が強化するPB食品向けの受注が増える見込み。
大成ラミックの平成24年決算短信によると
<当社は、「液体包装」に経営資源を集中かつ特化し、高速自動充填機を開発、
「液体・粘体自動充填用フィルム」「高速自動充填機」「充填研修」の三位一体、
一元管理を当社独自のビジネスモデルとして進化させ、業容を拡大。
当社の経営理念は、「開発商品が社会変化に適合し、
社会や市場が喜んで受け入れるものであること」
「限られた経営資源を高付加価値商品に集中かつ特化した独創的なシステム構築」で、
機動的に事業展開すること。
当社が主力とする食品業界においては、少子高齢化の到来とともに、
内食・中食・外食と食機会の多様化が進み、
低価格や利便性にこだわる消費志向や大型小売店を中心とした流通の再編に加え、
食品の輸入比率並びに安全性の問題が一層顕著となっております。
このような状況のなか、
包装フィルムと包装機械の両方を手掛ける業界唯一の液体包装専業メーカーとして、
液体包装に関する真のニーズ等を分析し、
世界の少量液体包装ユーザーを支えるグローバル・ニッチ・トップを目指す。>
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
包装資材業界でくくると大成ラミックは大企業ではない。
液体包装専業メーカー。小袋の液体包装市場はけっして大きくない。
そこに特化している。小さい市場で有利性を保つ商品力。
これも「弱者の戦略」。
自己資本比率60%以上。
売上高営業利益率10%確保。
優良企業である。
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
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