平成24年5月2日(水曜日)、日経新聞投資・財務欄「会社研究 三菱鉛筆」から
経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
三菱鉛筆がヒットを飛ばしている。
書き心地のよいインクを使ったペンは日本だけでなく、
欧米にもファンが多い。
アナログの筆記具だけで2012年12月期は3期連続の過去最高益を確保する見通し。
高収益の源泉は
「まったく新しい筆記具の開発」に挑むモノづくりの姿勢。
今年、前身の真崎鉛筆製造所の創業(1887年)から125年を迎える
三菱鉛筆は明治時代から鉛筆を作り続ける老舗。
三菱と名乗るが三菱グループに属さない。
三菱鉛筆が連結売上高の4割を稼ぐのは海外。
韓国で売れている。
価格は韓国の一般的なペンの5倍もするが、
日本製ペンを「クール(格好いい)」と見る学生などに人気が広がった。
ボールペン、シャープペン、鉛筆という筆記具だけで高収益を実現するのは開発力。
同社の製品は競合に比べてやや高め。
それでも売れるのは筆記具の使いやすさを追求する技術力ゆえ。
先進国ではシェアが高い同社も
低価格品が支持される新興国での存在は薄い。
先行するのは売上高の3割を新興国で稼ぐ世界大手の仏BIC。
年間本数は三菱鉛筆の5倍。
世界で競争力を発揮するには品質と価格を両立させ、
新興国市場でも優位に立てるかどうかが焦点になる。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
日本の強者も世界では弱者になる。
世界において量では負ける三菱鉛筆。
新興国においても低価格で勝負はしないのでは。
強みは筆記具の使いやすさ。開発力。
価格ではないところで勝負するのではと考える。
価格が少々高くても売れる商品がここにある。
ここに解がある。
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
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