平成24年4月7日(土曜日)、日経新聞投資・財務欄「主要8社のデジカメ営業損益」から
経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
精密・電機大手8社でデジタルカメラ事業の収益格差が広がっている。
2011年度の同事業の営業損益はキャノンなど5社が黒字を確保、
カシオ計算機など3社が赤字だったもよう。
一眼レフやコンパクト型の高価格機種の販売状況が明暗を分けた。
タイの洪水などの影響がほぼ消える12年度は全社で黒字が見込めそうだが、
需要回復に伴い競争は激化する見通し。
ニコン
コンパクト型の高価格機種の販売が欧米で計画以上に好調。
富士フィルム
価格10万円程度のコンパクト型が伸びるなど高価格機種へのシフトに成功、
黒字転換。
ソニー黒字は維持したが採算性は悪化。
カシオ
コンパクト型では低価格品が多く、単価下落や円高の影響を補えなかった。
オリンパスやリコー
高採算の一眼レフの数量が少なく、重い固定費負担を補えなかった。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
通常のデジカメの市場ではキャノンとソニーがトップ争い。
デジタル一眼レフではキャノンとニコンがトップ争い。
市場占有率の上位が黒字であり、
占有率下位の企業は赤字。
この市場占有率は大きな市場だけではなく、
中小企業の小さい市場でもこの法則は成立する。
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