平成24年4月4日(水曜日)、日経新聞企業2欄「出版取次、雑誌販売を効率化」から
経営戦略を学ぶBY東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉のブログ。
出版取次各社が書店からの雑誌の返品を減らす取組みを強化する。
雑誌市場は2011年に27年ぶりに1兆円の大台を割るなど低迷している。
返品を減らすことで流通全体の効率向上を目指す。
一方で、
販促強化で市場を活性化する動きもある。
マンガ本の「春うららかな書房」は講談社、小学館、集英社などと協力し、
3月末にそれぞれの出版社の雑誌を紹介する美容室向けの
無料誌「Magazine Guide」の発行を始めた。
女性誌を中心に約200誌を紹介する。
1回当り3000部を製作し、年4回発行。
無料誌による紹介をテコに、
2013年3月までに雑誌販売先の美容室を
現在の4倍の3000店に増やす。
出版科学研究所によると、
2011年の雑誌の推定販売金額は2010年比6.6%減の9844億円と
過去最大の減少幅を記録した。
スマホの普及などで、消費者の情報収集手段が多様化していることが響いている。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
昨年の8月17日のブログ「H23.8.17気になる新聞記事『雑誌販売 取引美容室5倍に』」に
登場した「春うららかな書房」が今回も登場した。
大手取次店は返品を抑制するためにいろいろ取組みをしている。
一方、春うららかな書房は書店ではなくエンドユーザーである「美容室」に直販。
返品はない。
春うららかな書房の戦略は
業界を絞ったこと。美容室業界。
直販。接近戦。
次に新規開拓用のツールとして無料誌の配布。
記事では1年後の2013年3月には3000店を開拓すると。
現在は750店。
昨年8月17日のブログでは600店。8ヶ月で150店増(25%増)の750店。
あと12ヶ月で4倍の3000店。超強気!
ただ、競争相手がいない。
「勝ちやすきに勝つ」
1年後はどうだかわからないが、いずれ達成する可能性はある!
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
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