平成24年3月17日(土曜日)、日経新聞企業総合欄「サムスン電機が買収」から
経営戦略を学ぶby東京「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
韓国サムスングループのサムスン電機は、
ハードディスク駆動装置(HDD)用モーターを製造するアルファナテクノロジー
(静岡県藤枝市)を買収すると発表。
サムスングループのサムスン電子は
HDD事業を昨年末に米シーゲイト・テクノロジーに売却済み。
価格変動が激しい電子製品の中で、
高付加価値分野に絞って資金を集中する戦略。
HDD用モーターは日本電産が世界シェア8割を握る。
アルファナは1割程度でデスクトップに使う3.5型HDD用モーターが得意。
今後はクラウドコンピューティングの普及により
サーバー向け3.5型HDD需要が伸びる見通し。
基幹部品の一つであるモーターも安定成長を続けると判断。
サムスンは完成品事業を手放し、
その部品事業を買い入れた。
一見、矛盾するようだが、
低価格が常態化しているHDDに対し、
高い技術が求められるモーターはメーカー数が少なく高収益が見込める。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
事業の見直し。
競争が激しく利益が出にくい(赤字)事業からは撤退し、
高収益が見込める事業へ資金と人を配分する。
㈱五十嵐コンサルティングオフィス
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「町コン(町医者的経営コンサルタント)」五十嵐勉
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