平成24年1月17日(火)付、日経新聞1面の「ニッポンの企業力」から
驚くのはアップルの現金を生む力だ。
同社の手元資金は現在760億ドル。米政府の現金残高とも肩を並べる水準。
その強さはどこから来るのか。
キャッシュフロー
在庫回転期間+売上債権(売掛金等)回転期間-買入債務(買掛金等)回転期間
上記の日数が短いほど現金を生み出す力が強い。
ソニーやパナソニックは約40日。
アップルはマイナス20日。
アップルは支払う前にお金が入ってくる。
運転資金が必要ない。
売上が上がれば上がるほど現金が溜まっていく。
(プラスの場合、売上が上がるほど運転資金が必要になる。つまりお金が足りなくなる)
しかし1996年では、アップルは70日を越えていたと。
スティーブ・ジョッブス氏が経営権を握ると財務の改善を図った。
①在庫の見直し
②商品の絞込み
③商品と物流の仕組み(サプライチェーンマネジメント)の再構築。
2000年以降、マイナスになった。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
在庫回転期間+売上債権回転期間-買入債務回転期間<0 が望ましい。
上記になると売上代金から買入債務を支払えるようになる。
運転資金(借入)が必要なくなる。こうなるとお金が増える。
代金回収を早める事。前金で回収するとよくなる。
前金で回収するには商品力・サービス力など信用力を強めていかなければならない。
財務体質改善の手法の一つ。