平成23年10月26日付、日経新聞スポーツ欄の「フットボールの熱源」、
「見てもらい価値を高める」というコラム。
Jリーグの草創期は世界で広くテレビ中継がされていた。
年間の海外向け放映権が1億5,000万円に上ったこともある。
しかし、有名選手が減るとともに海外での放送は急減した。
売れない権利をどうしたらいいのか。
それなら、タダで出してしまおうという結論に至った。
放送権を扱うJリーグメディアプロモーションは東南アジアの地上波テレビ局を
主なターゲットにして、放送権料なしでの中継を働きかけている。
生中継とダイジェスト番組のほか、既存のサッカー番組にJリーグコーナーを
つくってもらい露出を増やす戦略
タイ、ベトナム、インドネシアでは来期から放送される見込み。
放送権料を無料にする見返りに、
番組中の広告料をタダにしてもらう交渉を進めている。
画面上に企業ロゴを入れたり、時間表示に企業名を付けたりするプランを用意している。
「これまで放送権を売って稼ぐことしか考えていなかった。
タダで流してしまおうという発想がなかった。
しかし、それもありだなと気づいた」
発想を転換したことで様々なプランが生まれてきた。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
「有料」から「無料」へ。
まずは「露出」→知名度アップ→「ブランド化」→「ビジネスチャンス拡大」
ベトナムに行き、テレビを見るとほとんど韓流。
日本の番組が皆無(NHKのみ)。これでは日本の情報は入ってこない。
障害は放送権料の高さ。
放送権料無料は、韓国では当たり前のことだが、日本にとっては画期的なこと。
期待したい。