平成23年8月25日(木)付、日経新聞の一面に
「ベトナムの紙おむつ大手 ユニチャームが買収」という記事
ユニ・チャームはベトナムはベトナムの乳幼児用おむつと生理用品大手、
ダイアナ社(ハノイ)を買収する。
所得水準の向上で年2ケタ増の成長を見せるベトナム市場のシェアを拡げる。
ユニ・チャームはこれまでアジアで自前で現地工場をつくり、
市場開拓を進めてきたが、欧米や現地企業との競争激化。
円高を生かした企業買収でアジアの成長スピードを上げる。
投資額は100億円前後とみられる。
ダイアナ社の売上高は50億円。
ベトナムで紙おむつで市場シェア30%、生理用品で40%を持ち、米キンバリー・クラークに次ぐ。
ユニ・チャームはアジアでの紙おむつや生理用品などのシェアは25%で1位だが、
ベトナム市場の開拓は遅れていた。
自社のノウハウを移管してコスト競争力を高め、シェア1位を目指す。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ)
企業買収(M&A)は強者の戦略。
多くの資金を使うため、自己資本比率が高くないと逆に経営不安になることもある。
弱者はできない。
もともとユニ・チャームは自前でアジアの市場を開拓し、独自のやり方で1位になってきた。
ただベトナムでは既に市場が出来つつあるため、競争相手を考え、
企業買収に踏み切ったのではないか。
売上高50億円企業に対して買収額が100億円というのは割高な値段。
競争があったものと思われる。将来を買った。
それにしてもベトナムは熱い!