平成23年8月3日付、日経新聞朝刊(経済1)に 「50年まで中印成長順調なら・・・ 世界GDP、アジアが52% 中国20% インド16% 日本3%」という記事。
アジア開発銀行(ADB)は、2050年までのアジア経済を展望する報告書を発表した。 中国やインドが順調に成長を続けた場合、世界総生産(GDP)に占めるアジアの割合は 現在の27%から52%まで拡大する。
中国の割合は20%、インドは16%、日本は現在の9%から3%に低下する。 しかし、日本は旺盛なアジアの需要を取り込み、 1人当たりGDPは3万ドルから8万ドルに増えると予測している。
アジアの域内の好調な成長が続くと仮定した場合、 10年に17兆円程度の域内GDPは50年に174兆ドルに膨らむと試算。
アジアで新たに30億人が富裕層になる。
●「町コン」五十嵐勉(五十嵐ダルマ) 記事は楽観論だけではなく悲観論もある。 中国やインドの成長が鈍化する場合、50年のアジアGDPは65兆ドル。およそ楽観論の1/3 「中所得国のわな」賃金上昇によって生産性の伸びが止まり、 コスト面で優位に立つ新興国と優れた先進国の板ばさみにあうと。
楽観論は行き過ぎかもしれないが、先週ベトナム・ホーチミンを訪問して アジアの成長力は確実にあると思われる。 アジアを無視する事は出来ない時代である。