3月28日号日経ビジネス「敗軍の将、兵を語る」より。
ガソリンスタンド経営を主軸にカラオケ店など
業務多角化で成長を遂げる。
だが、消費の冷え込みから売上高は減少。
設備投資による資金負担も増えた。
「最後に銀行に潰された」と憤る経営者。
民事再生による復活を誓う。
ある金融機関が3億3000万円の貸付再建を
債権回収会社(サービサー)に売却。
そのサービサーが銀行預金講座を差し押さえをした。
そこで自主再生ができなくなったと敗軍の将(会長)は言っている。
ガソリンスタンド、ホームセンター、パチンコ、酒類ディスカウント、飲食店等
多角化を展開。
金融機関からは「事業の選択と集中」を勧めたが
意に返さず、現状のまま突き進もうと考えた。
倒産したのは、
金融機関のせいではない。
経営者の責任。
私は多くの再建を手がけてきたが、
金融機関が債権を売却するのは、
支払が延滞している先、つまり破綻懸念先。
そういう状態であることを経営者が認識していない。
色んな事業を展開しているが、
どれも関連性がない。
非関連の多角化は身の破滅の元。
どの事業にも強い事業がない。
どれも弱い。
だから業績が悪い。
経営は事業を拡げることではない。
強い事業をつくっていくこと。
買うかどうかは100%お客が決定権を持っている。
多数の競争相手がいる。
競争相手よりもお客から選ばれなければならない。
他人のせいにしているうちはダメ。
たぶんまた、潰れる。
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