3月25日、日経「仏婦人肌着の日本店舗 ファストリ、運営撤退」という記事。
ファーストリテイリング傘下の仏婦人肌着店「プリンス タム・タム」は、
3月中に日本での店舗運営事業から撤退する。
直営3店舗とオンラインストアを閉鎖する。
ファストリは2012年に日本での店舗展開を始めたが、
ブランドの認知度を高めることができず、
販売も伸びなかったとみられている。
プリンセス タム・タムは
20~30代女性を主なターゲットとして中価格帯の下着ブランド。
フランス国内を中心に世界で140店舗程度の直営店を運営する。
ファストリは約100億円を投じて
06年に創業者一族から買収した。
集客策を模索したが
認知度が高まらず
商品も受け入れられにくかったという。
ランチェスター経営では
経営で一番難しい仕事は、新しいお客を見つけ、
商品や有料のサービスを買ってもらう仕事。
そして一番経費がかかるのが、
新しいお客を見つけて、買ってもらう経費。
ユニクロを買うお客は、プリンセスタム・タムのお客ではなかった。
ここでわかることは
経営は、お金があればうまくいくということではない
ということ。
資金が潤沢にあるファストリ(ユニクロ)でも事業を失敗することがある。
商品を買うかどうかの決定権は買う側が100%、売り側は0% 。
どの業界にも多数の競争相手がいる。
日本におけるファストファッションではユニクロが強者。
しかし20代~30代の婦人肌着では強者ではなく、弱者だった。
新聞記事の内容だけではわからないが、
強い競争相手に負けたということ。
ここから学ぶことは
新規事業はいろいろな観点から
考えなければならない。
お金があればいいってもんじゃない。
「戦略」が大事。
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